行事

出蔵寺で行っている様々な行事をご紹介いたします。
移り変わる四季の中、出蔵寺の表情も変化しています。自然あふれる境内で行われるさまざまな行事、ぜひご気軽に御参加くださいませ。

年二回 十九夜講

「十九夜」は旧暦19日の月待(月齢)を示しています。
月待行事と言われ、特定の月齢の夜、講中(同じ目的を持つ仲間)と呼ばれる人々が集まりお経を唱え、月を拝みました。
室町時代が始まりと言われ、江戸時代に全国的へと広まっていきます。
出蔵寺では日中、本堂に観音様のお軸を飾り、ご利益を得るために智山勤行式、地域に代々伝わる歌(十九夜念仏)をお唱えしています。

年二回 数珠(ずず)繰り

鎌倉時代、知恩寺(奈良県)の善阿空円が百万遍念仏を唱えて疫病を沈めたことから始まり、各地に広まっていきました。
出蔵寺では江戸時代 文化14年(1818年)から受け継がれてきた長さが約4メートルある数珠を輪になり「なんまいだんぼ」と唱えながら回し、数珠の房の部分が回ってきたら、房を持ち上げ、頭を下げて身体健康、無病息災等を祈念します。

1月17日 初観音

その年の最初の縁日である1月17日午前10時より観音堂に於いて、徳一大師作と伝えられている千手観音像の御宝前にて皆様の心願成就をご祈念いたします。法要の後、住職による錫杖加持があります。
千手観音は広大無限の慈悲の心を持ち災難、延命、病気治癒などのご利益がある子年の守り本尊です。

毎月17日 観音様ご縁日

出蔵寺では毎月17日を千手観音菩薩に縁のある日として、千手観音像並びに福島県重要無形文化財(明王形立像)、江戸時代に奉納された絵馬など拝観することが出来ます。

10月第3日曜日 お砂踏み

四国八十八カ所霊場、百観音札所(西国三十三か所・坂東三十三か所・秩父三十四か所)のお砂が奉納されている仏足石、淨砂塔を巡り、お四国、百観音札所を巡ったことと同じ功徳を得ることが出来ます。
お砂踏みは1200年以上の歴史がある四国霊場巡りを様々な事情で巡ることが出来ない方のために約400年前に考えられました。
お砂踏みを機会に是非、札所巡りを始めてみてください。

写経会

写経は大和時代(673年)奈良県にあった川原寺(かわらでら)で行われたのが創始とされているようです。出蔵寺では観音菩薩の功徳が説かれている般若心経を写経し、ご本尊大日如来に奉納いたします。
一文字一文字に願いを込め、心静かな時間をお過ごしください。

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